まぁ若菜らしいっちゃらしいけど。
それであそこまで本気になれるって。
「本当に驚かされるよ。」
いろんな意味で。
「俺、みんなに謝らなきゃ。ごめん。」
「「え?」」
「さっきの借り物競走のこと。」
「…なぁ、あの紙なんて書いてあったんだ?」
ドクンッ
言った方がいいかもしれない。
けど…言ったらみんなはなんて思う?
裏切り者で、美和をイジメてた若菜のことがまだ好きだなんて。
そんなこと言ったら俺に失望する?
「圭介。正直に言え。俺ら仲間だろ?」
っ…綾人。
カサッ
ポケットからさっきの紙を取り出す。
「告白カード…だったんだ。これを見た瞬間、頭に浮かんだのは若菜の笑顔だった。美和を選ばなきゃって思ったけど、身体は勝手に若菜の方へと向かっていて俺は…自分の気持ちに嘘はつけなかった。俺は…今でも若菜のことが好きなんだ。」
好きで好きでたまらないんだ。
「こんな感情捨てなきゃいけないのに。ごめん。」
「顔上げなよ圭介。」
環。


