最強の元姫さま!


そんな呆れないでよ!

「あ、もう前の人たち始まってるよー!」

「あそこのアナウンスの人が当たったやつ読みあげるんだよね?たしか!」

「2年1組田中さんの借り物は…ハートの髪飾りをつけてる人です!」

とこんな感じに読みあげていく。

読まれたくない場合は、言えば読まないでくれるらしい!

「さぁ、私たちの番だね!」

「よーい」

パァンッ

えーっとどれ引こうかなぁ。

「うわ!若菜来るのはやすぎ!」

「えへへ!じゃあコレにする!」

「2年3組藤堂さんの借り物は…イケメンです!」

い…イケメンですと?

「ど、どーしよう!イケメンなんて多すぎて!」

月華のみんなはイケメンだけど、多分一緒には来てくれないし。

タケちゃん達もイケメンだけど、選べないし。

光圀くん達の中からもえらべない。

よーちゃんは、理事長だし。

考えてるうちに追いつかれちゃったしー!

あーヤバイ!どうしよう!抜かされる〜!

あ!

「ちょっとマイクかして!」

「え!ちょっ!」

すぅっ

「晋ちゃーん!ヘルプ!」

晋ちゃんもかなりのイケメンなのだ!

うちの家系は私以外、美形ばっかだから!(←無自覚)

「呼んだか?若菜!」

「うん!」

「「キャー!イケメン!」」

女子の皆さん、声が大きい!

「私と一緒にゴー…ってあぁ!ヤバイ!ゴールされちゃう!」

「若菜。」

へ?

ヒョイッ

「全力でいくぞ!しっかりつかまってろ。」

「うん!」

「「キャー!」」

晋ちゃんは私をお姫様抱っこして全速力で走った。

「ゴォォオル!1位はまたしても2年3組藤堂若菜!そして謎のイケメン!」