障害物リレーが始まって、また若菜の番が来た。
みんな若菜に注目する。
「っ!やべー!突っ込むぞ!」
「「若菜っ!」」
ダンッ
クルッ
ストッ
跳び箱に手をついて一回転して着地した。
会場がまた、盛り上がった。
「なぁ、綾人。今の。」
「あぁ、足の速さといい今の動きといいただ運動神経がいいってわけじゃなさそうだ。」
「今までは制御してたってことだな。」
「でも、なんでこんな体育祭なんかで本気出してんだ?」
「それにあんな動きどこで…」
「「っ!」」
殺気!一体誰が!?
辺りを見回してもそれらしき人物はいない。
「遠くの方からだ。行くぞ。」
「「おう」」
校舎裏に…いるな。


