「これこれ。やめんしゃい。」
「ま、これで若菜を傷つけたらどうなるか少しは分かっただろ。」
「「は…はい。」」
「まったく。過保護だなぁ〜。」
「あの、なんで月華には手を出さないんすか?アンタ…いや理事長の力ならあいつらを…」
「よーちゃんは理事長だよ?生徒に手出したらダメでしょ〜。」
「だったら、他の人使うとか方法は色々あるだろ?」
「それは…」
「俺が月華に手を出さないのは、若菜が全力で止めたからだよ。」
「「え?」」
「俺はついこの間まで、月華と若菜の間に起こったことを知らなかった。それは若菜が俺には伝えるなとほとんどの生徒に言っていたから。」
よーちゃん
「たまたま月華と若菜に会って真実を知った時、俺は月華に殴りかかってた。でも若菜が俺を止めたんだ。あいつらを守るために。だから俺は手を出さない。あいつらをボコボコにしてやりたいけどそんなことしたら若菜が悲しむから。」
フッと微笑んだよーちゃんの顔は少し悔しそうだった。
「ありがとう。よーちゃん。」


