「そこは、若菜だけの席だからな。他のお客には座らせない。」
「あはは。何もそこまでしなくても…」
「いいんだよ。若菜は特別だ。」
凛ちゃん…。
「ありがとう。」
お店の一番隅にある席。
お店の中が一望できてすごく落ち着く場所。
小さい時、凛ちゃんのお父さんがここを私の特等席にしてくれてから誰と来てもここに座るようになった。
今日は久しぶりだから無意識だったけど。
「さて。洋一郎も座れよ。2人ともオムライスだろ?」
「うん!」
「まぁな。あとアイスティー2つ。」
「へいへい。」
まだアイスティーって言ってなかったのにどうしてわかったんだ。よーちゃん。
エスパーだ。
「「いや、口に出してたから。」」
「え!気づかなかった。」
てか2人ともなんで言い合いしてたのに私の話聞こえてたの?
2人の耳はどーなってるんだ!


