「もうすぐ6年経つなぁ。」

「そうだね〜。」

色々…本当に色々…あったなぁ。

「あ、月華!」

ドクン

「「え?」」

どうしよう。

「おーい!お前らー!」

ダメ。

ここで会ったら、バレちゃう。

「「っ!」」

あぁ、会ってしまった。

「最悪だな。」

霧崎先生は諦めたようにそう言った。

「ん?なんでお前らそんなギクシャクしてんの?」

「?だって俺らは「いやー!べつに!何でもないない!いつも通りだよ!」

「「は?」」

「いや。明らかに違うだろ。」

ヤバイよ…。

「違くない。違くない。普通だよ!」

「若菜。」

「いつも通り!なーんにも変わってない!」

「若菜!」

ビクッ