月華・綾人side

キーンコーンカーンコーン

「ん〜やっと午前中終わったぁ〜!ご飯だ〜!」

と嬉しそうな若菜。

「行くか。」

「うん!」

「「おう。」」

「あ!私飲み物買ってくる!先行ってて!」

「「わかった。」」

そう言って屋上へ向かう。

若菜と初めて会ったのも屋上だった。

俺たちがサボってるところに若菜が来て。

それからどんどん関わってきて。

いつの間にか居座ってて。

いつの間にか俺たちは若菜中心になっていた。

考えも、行動も。