?『美里、また、殺っちゃったよ』


美『え、』


?『…もう自分でもどうしようも
できないや…!コントロールも効かない。』


見渡す限り、人間のぐちゃぐちゃになった
死体だらけ。

私は恐怖と怒りしか感じなくなっていた


美『ね、ねぇ…これで何人目なの?
何人殺ったら気が済むわけ!?』


?『どうしようもできないから!
何人も殺しちゃうんだよ‼
美里は、この意味分からない
力に目覚めないから、コントロールの
効かない能力に
困ったりしない‼』


美『っ…‼』


少年は、しばらく黙ったあと、


口を開いた


?『……美里にお願いがあるんだ…』


少年は、悲しい目付きで私を見つめる。

涙が枯れそうなほど、もう、
手には追えないほど、残酷な言葉で
私を悲しませる。








      僕を殺して。

   もう皆に、被害が無いように

美里になら、殺されても、後悔しないから