「おい」
走って、追い付くと同時に声をかけた。
するとあいつはぴくっと肩を揺らして振り向いた。
……めちゃくちゃかわいいよ、こいつ。
完全なひとめぼれ。
俺をびびりながら見上げるあいつに、生徒手帳を渡した。
「これ、さっき落とした」
「あ……ありがとうございます」
一気にぱあっと明るくなった顔。
きれいなその笑顔を見た瞬間、これが恋だと確定したんだ。
だからこれから始まる試験を、あいつとまた会うために頑張った。
そして合格。
4月、入学式に遅れそうだったけど気にせず自転車をこいで桜並木を走った。
そこでまた、生徒手帳を拾った。
あいつに会える。
自分と同じ高校の名前が書かれた手帳。“神長倉夢希”の文字。
俺はスピードをあげて学校へ向かった。
.*°・fin°*.・
走って、追い付くと同時に声をかけた。
するとあいつはぴくっと肩を揺らして振り向いた。
……めちゃくちゃかわいいよ、こいつ。
完全なひとめぼれ。
俺をびびりながら見上げるあいつに、生徒手帳を渡した。
「これ、さっき落とした」
「あ……ありがとうございます」
一気にぱあっと明るくなった顔。
きれいなその笑顔を見た瞬間、これが恋だと確定したんだ。
だからこれから始まる試験を、あいつとまた会うために頑張った。
そして合格。
4月、入学式に遅れそうだったけど気にせず自転車をこいで桜並木を走った。
そこでまた、生徒手帳を拾った。
あいつに会える。
自分と同じ高校の名前が書かれた手帳。“神長倉夢希”の文字。
俺はスピードをあげて学校へ向かった。
.*°・fin°*.・

