【完】オオカミ先輩は溺愛中





なんか、流れで話ができあがってしまった気がする。



全部、マイ先輩の流れにのまれてしまった気がする。





「協力してくれるんだし、もうあんまり真祐と関わらないでね?」



「え.....」



「メールとか、してるなら、返信とかしないでね?」




スラスラと、マイ先輩は私に言ってくる。



真祐先輩と関わらない。



メールもしない。




その言葉に、私の心のモヤモヤは大きくなっていく。




「協力してくれるんだし、当たり前、だよね?」



「.......はい。」




半ば強引に頷かされた。




「きっと、両思いだと思うの、私と真祐。真祐、素直じゃないところがあるから。」




そ、そうなんだ.....



マイ先輩は、私の知らない真祐先輩を知ってるんだ.....



私なんて、まだ先輩と出会って数ヶ月だし。




後輩だし。