【完】オオカミ先輩は溺愛中






「真祐も私のこと好きな感じがあってね?もう少しだと思うんだ!」



「は、はい......」



「だからお願い!協力して、くれないかな......?」



ウルウルと、



目を潤ませながら私に頼み込むマイ先輩。




そ、そんな顔で見られたら......



断れなくなってしまう......




「は、はぃ.....」



「本当!?嬉しい!やっぱり蒼衣ちゃんに頼んでよかった!」




ギュゥゥゥ、と私を力強く抱きしめたマイ先輩。



これで、よかったんだ。




マイ先輩のためだ。




「蒼衣ちゃんて、よく見ると可愛いよね!美少女って感じ!」




「い、いえいえ。そんなことないですよ?」



「もー、謙遜しちゃって!これから仲良くしてね!?」



「は、はい......」