「言わなかったんだけどさ。蒼衣の浴衣姿、可愛すぎ。」
「や、やめっ......ダメです.....っ.....」
「食べちゃいたいくらいにね。」
「ひゃあっ!」
先輩は、耳元で囁くと、そのままペロッと耳も舐めた。
「蒼衣の反応が可愛すぎて、もっといじめたくなるんだよね......」
先輩は、Sですね.......
いやきっと、ドSです......
先輩が後ろからちょっかいを出してくるため、全然花火に集中できない。
せっかく綺麗な花火なのに。
意識は先輩に持っていかれて。
「せ、先輩......花火見ましょうよ......」
「見てるよ?」
ち、違うんです......
見てるは見てるんですけど.....
集中できないんです!

