「ま、お仕置きはまだだよー!何か、食べようか!」
私と先輩はいろんな屋台を回った。
どこの屋台で買ったものも、先輩が私の分まで買ってしまって。
私がお金を出そうとするが、ことごとく断られてしまった。
そんなこんなをしているうちに、花火が上がる時間になった。
穴場があるんだという先輩について行く。
暗闇を2人で歩く。
やってきたのは、人通りの少ない芝生が広がったところ。
こんなところ、あったんだ......
普段でもあまりこないところだ。
「ここ、座って。」
芝生に腰を下ろした先輩。
自分の隣をポンポンとたたいた。
叩かれたところに座る。
下駄は、何度履いても足が痛い。

