めぐみに、夏祭り楽しむって言ったのに。
「せ、先輩。」
「ん?」
「怒りましたか......?」
恐る恐る、先輩に問いかける。
もしこれで、怒ってるって言ったら全力で謝ろう。
何度でも頭を下げて。
「何で怒るの?」
びくびくしていたけど、帰ってきた言葉は優しかった。
「だ、だって、さっき私が変なこと言ったので。
しばらく無言だったし、怒らせてしまったかな、と......」
そう言うと、先輩は私の方をみた。
「蒼衣があまりにも可愛いこと言うから。」
「え.......」
「あんなこと、不意打ちで言うとか反則だから。」
と、私の頭に先輩は手をおいた。
先輩が私に何を言っているのか、いまいち理解ができない。

