でも、めぐみには申し訳ないけど、私はそれどころじゃないんだ。



「とりあえず、教室行こ。」



と、めぐみ。



私はフラフラと教室に向かって歩き出す。



□■□■



授業中


私は、ボーッとしていた。


頭に浮かぶのはさっきの光景だった。



どきどきと胸がうるさい。



【ちょっと!平気?】



と、隣に座ってるめぐみから紙が渡された。



【うん。ダメかも。】


そう書いて、めぐみに返す。



【まぁ、ぶつかった衝撃でキスしちゃったもんね......】



.......やっぱり.......



やっぱり、私、あの時......



ぶつかった人と、キスしちゃったの!?



さ、最悪だ.......


私の、私の.......ファーストキスぅー.....



私は机に伏せた。