【完】オオカミ先輩は溺愛中






「夏祭り、ですか.......??」



「そうだよ?」



キラキラとした笑顔で言う先輩。



い、いきなりですね......



「え、あ、でも.....」



「これは、決定事項だからさ!」 




え、そうなの?



決定事項だったの!?



だって、私はめぐみと一緒に行くつもりだったし。



それに、先輩だって、夏祭り一緒に行く人なんて、たくさんいると思う。



なのになんで、私を誘ったの??




「ねね!アドレス教えてよ!時間とか待ち合わせ場所とか決めたいし!」



「あ、えと......」



「はい、没収~!」



先輩は、私の制服のポッケに入ってたケータイを取り出した。



あ!



取られてしまった......




慣れた手つきで、赤外線でアドレスを交換した先輩。



「蒼衣ちゃんの電話番号ゲット~!」



なんて、すごく嬉しそうに言うから。



教えてもよかったかな、なんて思えた。