□■□■ 次の日 いつも通り、ひとりで歩いて学校に向かう。 下駄箱で、上履きに履き替え、教室に向かおうとすると、 「おはよ!」 と、目の前から声が聞こえた。 顔を上げると、 「ま、真祐先輩??」 「おはよ、蒼衣ちゃん。」 目の前には真祐先輩の姿。 「え、っと......」 何か用事かな? たまたま、って感じじゃない。 待ち伏せしていた感じだし。 「あ、特に用事はないよ?ただ、蒼衣ちゃんの顔がみたいな、って。」 そ、そんなこと言われても...... 反応に困ります!