誰が想像していただろう。
今まで恋愛経験なんてひとつもなくて。
彼氏なんて作ったことなんてなくて。
そんな私が、歩いてた時、不意にぶつかった先輩にまさかファーストキスを奪われて。
その先輩が、学校で人気のある先輩だった。
そんな先輩と、付き合うことになるだなんて。
優しいけど、オオカミみたいに意地悪で強引になる時もあって。
だけど誰よりも私のことを好きでいてくれる。
そんな先輩に恋をして、私はとても幸せ者だと思う。
きっと、これから先、乗り越えなきゃいけないことがたくさん出てくるんだと思う。
だけど、それでもずっと、一緒にいるんだろうな、って思う。
「ずっと、俺の彼女でいて。」
「はいっ!!」
これから先もずっと。
先輩の隣にいられますように。
先輩の隣で笑っていられますように。
オオカミ先輩は溺愛中
fin.