【完】オオカミ先輩は溺愛中






先輩の力になりたい。




先輩に必要とされたい。




わがままかもしれないけど。






「ずっと俺の隣にいてくれたら、それでいいよ。


それだけで、十分。」





ポンポンと、頭をなでる先輩。





「俺が大学行っても、一人暮らしはじめても、遠距離恋愛になっても。



俺の隣にいて?




俺さ、気持ち悪いかもしれないけど、蒼衣に溺愛なんだよねもう。





だから、蒼衣以外考えられないし、蒼衣以外俺の隣にいてほしい人いないからさ。」







なんとか、涙が溢れないように我慢した。






たくさんたくさん私に気持ちを伝えてくれる先輩。




私も、ずっとそばにいたいです。





先輩以外考えられないんです。




先輩じゃなきゃダメなんです。





私のほうこそ、先輩に溺愛してます。






いつだって先輩のことを考えて。




先輩とのこの楽しい時間が、ずっと続けばいいのにって。