【完】オオカミ先輩は溺愛中





「でも、さすがモテてる人だよね。


蒼衣の話聞いてると、相当女子に慣れてるって感じするもん。」




た、たしかに......



ドキドキすること、すぐ言ったりしたり。



私を見つめる瞳とか、あの甘い声とか。



いろんな女の子と付き合って、身につけたんだろうな.......




「どうせ、いろんな女と遊んでんのよ!」



めぐみはそう言った。


でも、めぐみの言葉に変に納得がいった。



だって、あんなにイケメンだし、きっといろんな女の子が近寄ってくるだろうし。




だからこそ、ああやって女の子をドキドキさせることができるんじゃないかな?って。



なんか.......真祐先輩って読めない人だな。



何を考えて、何を思ってるのか分からない。



何で私に関わってくるのか。



きっと周りにもっと可愛くてきれいな女の子なんてたくさんいるだろうし。