【完】オオカミ先輩は溺愛中






なんか、すごい申し訳ないことしちゃったな。




本当だったら、私も一緒に作るのが普通なのに。





「そんな浮かない顔してどうした?」




私の顔をのぞきこんで先輩がいう。




「あ、私寝てて......」




「あははっ!そんなこと気にしてたの?気にしすぎ!」




「で、でも.......」




「はいはい、でもはいいから!早く食べよ!」





多少強引に、椅子に座らされる。




本当に、私の気にしすぎなのかなあ......??





モヤモヤしながら朝ごはんタイム。




ご飯にお味噌汁、焼き鮭とひじきがてーぶるに並んでいる。





「朝ごはんは和にしてみた!」





そう、楽しそうにいう先輩。




お味噌汁を飲むと、それはもうとても美味しくて。





「お、美味しい。」




「へへ、だろーう!」




自慢げに先輩は笑った。




ぱくぱくと、朝ごはんが進んだ。




昨日の夜ご飯といい、今日の朝ごはんといい。





お腹が幸せだ。




ふたりでテレビを見て笑いながら朝ごはんを食べた。





食べ終わって食器を片付ける。




「片付けは私がやるので、ま、真祐くんは座っててください。」





「あ.......ちゃんと、名前で呼んでくれた。」




「は、はい.......」




ものすっごい、恥ずかしかったけど。




呼んで.....みた....///