【完】オオカミ先輩は溺愛中





ギューッと。




私の体を強く抱きしめて。




そんな先輩の腕の中で目を閉じる。



こんな幸せな時間が、一生続けばいいのに。





こうやって、ずっと先輩と抱きしめあっていたい。





そう、心の中で強く願った。




「そろそろ、寝るか。」




先輩に言われ、私は頷いた。




ふたりで同じ布団に入った。





隣に感じる先輩の温もり。




この温もりを感じながら、今日の夜、眠ることが出来るんだ。




そう思ったら、心の中から温かくなった。





明日。




朝起きたら、先輩が隣にいてくれる。




そう考えたら安心して。





そんなに時間も経たずに眠りについた。




□■□■





「んーっ.......」




朝。




目が覚めた。



ゆっくり目を開けると、隣に規則正しく息をしながら寝ている先輩の姿。





こんな無防備な先輩を見たのは、初めてかもしれない。






なんだか、可愛く見える。





こうやって、まじまじ顔を見ていると、本当に整った顔をしている。





「んっ......」




しばらく先輩の顔を見つめていると、先輩も目を覚ました。




「蒼衣、起きてたの?」




「今さっき起きました。」