【完】オオカミ先輩は溺愛中






ちょっと、あからさまに嫌がりすぎたかな.....




で、でも、一緒に入るのはまだ私にはできない.....





どうしようかと、心の中で悩んでいると、






「はははっ!」




と、明るい笑い声が聞こえた。





顔をあげると、笑顔を見せている先輩。





「ごめんな、冗談だよ。」




と、私の頭を撫でた先輩。





な、なんだ.....





冗談なのか.....





ホッと胸をなでおろす。





「一緒に入りたい気持ちは本当だけど、さすがにまだ早いしな!」





よ、よかった.....




だけど、いつか。





いつか先輩と一緒にお風呂に入る時も来るのかな?なんて、ちょっと思った。





先輩に言われ、先にお風呂に入ることになった私。





部屋から荷物を持ってお風呂に入った。






□■□■




「お待たせ!」




私の後に先輩が入り、お風呂から出た先輩が部屋に戻ってきた。





お風呂上がりの先輩。




普段見ない先輩の姿に、再び胸が鳴り始める。






寝間着を着ている姿だとか、お風呂上がりに髪の毛が濡れている姿だとか。






私は、少し下を向いた。




今日、先輩の家に来てから、ドキドキしてばかりだ。





なんで、こんなにドキドキするんだろう。






「パジャマ姿の蒼衣、新鮮で可愛い。」





先輩の声が聞こえる。




先輩のお風呂上がりの姿を意識し始めてから、先輩の姿をまともに見ることができない。