【完】オオカミ先輩は溺愛中






「そんなことがあったんだー!」



「うんー......」



私も、あのキス事件の後、こんなに先輩と仲良くなるなんて思ってなかった。



きっと、私にキスした相手なんてどこの誰なのか、結局分からず卒業するんだろうな、って。




なのに、まさかここまで仲良くなるなんて。



「いつでも会いに来られる、って真祐先輩言ってたね。」



「い、言ってましたね......」



どのくらいの頻度でくるのかは分からない。



もはや、もう一度会いに来るのかすら疑問。



だけど、確実にいつでも会える、と言ってた。



3年間クラス替えはないし。



「ま、ラブラブしなさいよ!」


と、肩に手をおき、何事もなかったかのようにお弁当を食べ始めためぐみ。



ちょ、ちょっと!



「ラブラブって何!」



私、真祐先輩とラブラブした覚えないよ?



それに、これからもそんなことする予定ないよ??