いきなりの出来事に手が止まる。
「可愛くて、ついな。」
と、笑う先輩。
ドキドキとうるさい心臓。
なぜか、先輩から目が離せない。
「そんな見つめて、足らなかった?」
そう、色っぽく言った先輩は、再び唇を重ねた。
手は、ひき肉だらけだから先輩の体を引き離すことはできい。
それどころか、心が、先輩のことを引き離そうと思っていない。
先輩とのキスを、受け入れていた。
「マジ、可愛すぎるから。」
唇が離れ、先輩はそう呟いた。
照れているのを隠すように、私はひき肉をこね始める。
高鳴る心臓の音が、先輩に聞こえてしまいそうだ。
「こね終わった?」
「は、はい.....」
先輩が隣にくるたび、ドキドキが増す。
ろくに顔も見られない。
「よし、じゃあ焼くか!」
先輩と一緒に、ひき肉をハンバーグ型にしていく。
すべてのひき肉をハンバーグ型にして、油のしいたフライパンにのせた。
「こうしてるとなんか、新婚みたいだな!」
と、楽しそうな先輩。
私はさっきのキスで心臓が張り裂けそうなのに.....
いつでも平常心な先輩が羨ましく思えてくる。

