「今日の夜、何食べたい?」
お泊りの話をしているとき、一緒にご飯を作ろうと言ってくれた先輩。
「うーん.....ハンバーグがいいです!」
「お!気が合うね!俺も同じこと思ってた!」
気を使って言ってくれたのか、本当に思ってくれたのかはわからないけど。
そういってくれた先輩に、うれしくて笑みがこぼれる。
「あ、やっと笑った。」
そう、先輩も笑ってくれる。
そんな穏やかな空気が流れ、私の緊張も少しずつ和らいでいった。
夜ごはんの買い出しまで、先輩とジュースを飲みながら時間を過ごした。
太陽が沈み始め、あたりが暗くなってきたころ。
「蒼衣!そろそろ買い出し行こうか!」
そんな先輩の言葉に、私たちはスーパーに向かった。
カートにかごを入れ、スーパー内を歩く。
「ハンバーグに必要なのは、ひき肉と卵と.....」
先輩がカートを押し、その隣を私が歩く。
「先輩は、よく料理するんですか?」
特にハンバーグの材料を調べることなく買い物をしている先輩。
前に作ったこととかあるのかな?
「たまにな、作る。」

