【完】オオカミ先輩は溺愛中






辛くなった時、お泊まりのこととか思い出して、頑張ろうって思えるように。





私にできることはたくさんしたい。





ちょっと、張り切りすぎかな?





「蒼衣の寝顔とか、パジャマとか、すげー楽しみなんだけど。」




「そ、そんな楽しみにしてもらえるほどのものじゃ.......」





「寝顔は可愛かったけどな?」






そ、そういえば、私1回先輩の肩で寝ちゃったことがあるんだった.......






「また可愛い寝顔見せてくれるんだろ?そのうえパジャマとか、最高。」





せ、先輩の楽しみなことと私の楽しみなことは少々違うみたい.......





でも、確かに先輩の寝顔とかパジャマは気になる......





どんな顔してねるんだろう、とか。




どんなお部屋で過ごしてるんだろう、とか。






やっぱり、そういうことも気になるんだなぁ......




「き、期待はしないでください!」





「えー!なんでよー!」





だ、だって。




先輩に期待させて、期待はずれだったらなんか嫌だもん。