【完】オオカミ先輩は溺愛中





な、なんか、先輩と話すと、いちいちドキドキして疲れる。



何でかわからないけど。



いや、先輩が私のことをドキドキさせてくるからなんだけど。




「........め、めぐみ.....??」



前を見ると、めぐみが私のことを瞬きを忘れているのか、というほど、見つめていた。




そ、そんなに見なくても......



「なによあれー!」



「え、え?」



「いつの間にあんな仲良くなってんの!」



そ、そうですよね......


あの日、キスされてから、関わりないと思ってるんだもんね。





「じ、実は.....」



私は、保健室での出来事を話した。



途中、思いだした自分も恥ずかしくなって、話すのをやめたくなったけど、



めぐみに最後まで話せと言われて、全部話した。