私は両手で顔を覆った。
「そんな、緊張すんなって!」
ぽんぽんと、肩を叩く先輩。
き、緊張するよぉ.......
先輩のお父さんとお母さんがいるなら話は別として。
ホントのホントに2人きりのお泊まりなんて.....
今から、胸がドキドキとうるさい。
そんな私を横目に、何故か先輩はクスクスと笑ってるし。
「そんな顔赤くして、なぁーに想像してるの?」
顔をのぞき込まれる。
「な、なんにも!!」
先輩、鋭すぎて.......
「ま、むやみに手は出さないから。安心しとけ?」
「先輩.....」
「ま、蒼衣が可愛いことしなければ、の話だけどね?」
可愛い、こと.......?
それならきっと、大丈夫だ。

