私だって、今までずっと先輩と一緒にいて先輩のことを見てきた。
だから、先輩の変化だって分かる。
元気ないな、とか。
「先輩。」
「ん?」
「何かあったんですか?」
そう、先輩に尋ねる。
「何にもないよ?」
と、先輩は答えをはぐらかす。
「私じゃ、力不足ですか?」
「え?」
「私じゃ、先輩の力にはなれないんですか?」
私に話してくれないのは、私じゃ先輩のためになんにもしてあげられないって、思われてるから?
私に話したところで、解決しないから?
そう思えてきて、不安。
「そっか.......」
先輩はそうつぶやくと、私の頭の上に手を置いた。

