【完】オオカミ先輩は溺愛中







先輩と並んでゆっくり歩く。






「ねぇ......あそぼ?」





「ぎゃーーーーーーっ!!」





「こっちだよ........こっちだよ......」





「いやぁぁぁぁーーーーー!!」





昨日より、脅かし役の人増えてませんか??





進むたびに驚かされて、心が安まらない。






まだゴールじゃないの??





「.......あれ.....?」





きょろきょろと周りを見渡す。





ど、どうしよ......!





先輩とはぐれてしまった!




ひとりでその場に立ちすくむ。






ひとりで走って来ちゃったからおいて来ちゃったんだ。






一気に不安感が増す。