「遊びに来たよ!」
と、笑顔を向けた先輩。
私はそんな先輩を頭のてっぺんからつま先までみた。
「ははっ!珍しい格好だろ!」
と笑う先輩。
「吸血鬼.......ですか?」
「ぴんぽーん!」
黒いマントを羽織った先輩。
珍しい先輩の服装に、周りのお客さんも先輩のことをチラチラ見ている。
「俺、吸血鬼役~!」
自慢げに笑う先輩。
先輩のクラスはお化け屋敷をやっている。
珍しい模擬店に、先輩のクラスのお化け屋敷もなかなか人気なのだ。
「休憩はいつ頃?」
先輩を席に案内するとさっそくそんな質問が飛んでくる。
「あとー、一時間くらいですかね?」
「じゃあ、そのくらいにまたお迎え行く!一緒にまわろ!」
「はいっ!」
文化祭を先輩と回れるなんて!
ドラマとかで、文化祭を恋人同士で回ってるところとか見て、羨ましいって思ってた。
まさかそれが、現実になるなんて!

