【完】オオカミ先輩は溺愛中





た、確かに.......





今、先輩が私を遊びだと思って関わってるっていう確実な証拠はない。




もしかしたら、過去として。




もう、閉ざしているかもしれない。






「私は、話を聞いてみるべきだと思うけど。」





もし、話を聞いて望んでいない答えだったらどうしよう。





私のことを、遊びだって言ったらどうしよう。





「蒼衣の初恋でしょ!?初恋は叶わない、なんて言うけど、そんな迷信、蒼衣が吹きとばしちゃってよ!」





私の方に手をおいて、ガッツポーズを見せためぐみ。





「蒼衣の親友として!蒼衣に好きな人ができたなんて、嬉しいことなんだから!」





「めぐみ.....」




「幸せになりなさいよ!」





めぐみに、元気をもらえた。




勇気をもらえた。