【完】オオカミ先輩は溺愛中






気まぐれかもしれない。





いつか、私から離れるかもしれない。

 

でも、先輩は離れなかった。






いつでも近くにいてくれた。




時には助けてくれた。




救ってくれた。





いつの間にか、ずっとこのままがいい。




そう思ってて。





真祐先輩がいることが当たり前になってて。





「先輩に恋しちゃ、ダメだったのかな.....」





学校でモテモテだもん。




私なんかが恋しちゃいけなかったんだよ.....





今になって。




マイ先輩に言われた言葉がぐさぐさ心に刺さってきた。




あの時、生意気なことなんていわなければ。





あのまま、マイ先輩に協力し続けていれば。





こんなにも悲しい思いしなくてすんだの?