「よ、陽太......」
「そう。俺のことは陽太って呼んで。」
「うん......」
私と陽太は、2人で教室に戻った。
それ以上、何もいわなかった。
真祐先輩のことも。
告白のことも。
何もいわずに。
私たちは教室に戻った。
教室に戻ると、陽太目当ての女の子たちが大勢陽太のことを囲んだ。
「どこ行ってたの~?」
「探したんだよー!」
陽太は何もいわずに自分の机についた。
私も、何もいわずにめぐみのところに戻る。
「どうだった?平気だった?」
「うん......」
何がなんなのか分からない。
何を信じたらいいのか分からない。
真祐先輩のこと。
信じたい。
だけど、信じきれない。

