【完】オオカミ先輩は溺愛中






び、びっくりした......




「大森くん......」




そ、そんないきなり、耳元で.......




驚きのあまり大きな声を出してしまった。





「俺に用事?」




「え、あ、ちょっと、話があって......」




「話?いいよ?聞く!」





私が今いるのはちょうど、あまり人通りの少ないところで。





大森くんは、壁により掛かった。




「あの......告白のこと......」




「あぁ、あのこと。」




「気持ちは嬉しいけど.......気持ちには答えられないです。ごめんなさい.......」





正直びっくりしたし、




まさか、大森くんがって思った。




私を好きになってくれたことは、すごい嬉しい。

 


だけど、やっぱり気持ちには応えられない。





「んー、じゃあ俺も話したいことあるんだけどさ。」





大森くんは私にそんなことを言ってきた。




話したいこと......?