次の日の朝。
準備をして家を出た。
今日、大森ちゃんと答えを言わなくちゃ.......
ごめんなさい。
付き合えません。て。
ぐるぐると、色んなことを考えながら通学路を歩く。
学校について、下駄箱で靴をはきかえていると、
「蒼衣ちゃん、みーっけ!」
そんな明るい声が聞こえた。
顔を上げると、そこには真祐先輩の姿が。
────ドキッ
.......あれ........
なに、このドキッて.....
朝から何でドキドキしてるの......?
「おはようございます!」
「あれ、蒼衣ちゃん.......顔赤い?」
と、真祐先輩に言われる。
み、見られたくないところを......
「え、あ、暑くて!!」
とっさにうそをつく。