『蒼衣?』




「え?あぁ、いないよ!」




恋ってどういうものか分からない。




男の子に恋するって、どんな感じなのか分からないし。





『そっかー。とりあえず、大森のことはちゃと断るべきだと思うよ。』




「そうだよね......話してみる。」




めぐみと電話を切り、ベッドにうずくまる。




もう、いろいろ頭がぐちゃぐちゃだ......




大森くんのことは断るとして、



真祐先輩のことも何となく気になる。





めぐみに好きな人を聞かれ、真祐先輩が思い浮かんで、





ドキドキ、して.......




もう、よく分からない。