「家、逆方向だったの?」 今、来た道戻るってことは、そう言うことだよね?? 「まぁなー。」 いたずらっ子のように笑った大森くん。 私......家逆方向だって知らずに、家まで送ってもらっちゃった..... ん?でも...... 「同じ方向だって!」 私が指さしたら、同じ方向だっていったよね? あの、広場で。 それは......嘘?? 「嘘でもつかなきゃ、送らせてくれなかったろ?」 そ、そう言うことか...... 私が断ると思って、嘘ついたんだ......