【完】オオカミ先輩は溺愛中






「家、逆方向だったの?」




今、来た道戻るってことは、そう言うことだよね??

 


「まぁなー。」




いたずらっ子のように笑った大森くん。





私......家逆方向だって知らずに、家まで送ってもらっちゃった.....




ん?でも......





「同じ方向だって!」




私が指さしたら、同じ方向だっていったよね?




あの、広場で。




それは......嘘??



「嘘でもつかなきゃ、送らせてくれなかったろ?」





そ、そう言うことか......




私が断ると思って、嘘ついたんだ......