一緒に歩き出した。 家までの道のり。 色んな話をした。 普段話さないから、大森くんから、色んな話を聞けて新鮮な感じだった。 「あ、ここ、私の家。」 「ついたか。じゃあ、またな。」 「うん。」 大森くんは私に手を挙げると、来た道を戻り始めた。 え...... 「大森くん!」 私は歩き出した大森くんを呼び止めた。 私の声が届き、大森くんは立ち止まって振り返った。