【完】オオカミ先輩は溺愛中






私......大森くんの彼女に!?





「弱みにつけ込んで、最低な奴だろ、俺。」




そ、そんなこと言われても......




別に、最低な人だなんてこれっぽっちも思ってない。




だけど......




この状況をどうしよう......




「あの、おか...「お金はいらない。」




さ、遮られた~!!





お金を払えば、大森くんの言うこと聞かなくてすむと思ったのに!




先を越されたー!





「でも、まぁ、如月さんの意見を全く聞かずに彼女にするほど、俺も鬼じゃねーよ。」




私の頭をポンと叩いた大森くん。