その子のことを知るだけで、大森くんの好みも分かる。
好みが分かったところで、どうってことじゃないんだけど。
だけどなんか気になるじゃん?
ましてや今まで地味で通してきて、話したことのない大森くんだもん。
「どんな子か、ねぇ.....」
「うんうん!」
「まっすぐで、優しすぎるくらい優しくて、ちょっとバカな、そんな子。」
「へぇ......」
「なに、ニヤニヤしてんの。」
いや......
なんか.......
可愛いな、と思えた。
好きな女の子がいて。
その子の話をしている大森くんが。
「大森くん、頑張ってよ!」
「何を。」
「その子と!私、応援してる!」

