いじめられるまではなかったものの、今まで結構ひどいことされてきたんじゃないかな。
「私......大森に言いたいことあったのに。」
「そうなの?どうかしたの?」
「うん、まぁちょっとねー。」
この調子じゃいけそうにないよ......
どうしよう.......
少し、女の子の量が減ったときに行こう。
しかし女の子の量は減ることなく、むしろ増えるばかりで。
お礼を言えず、お昼休みが来てしまった。
お昼休みでさえ、大森くんの机には女の子のかたまり。
挙げ句の果てには、他のクラスの子たちもやってきて。
「はぁ......」
お礼言いたいのになぁ......
全然減ってくれないし。
大森くんの机をちらちら見ながらお弁当を食べる。