【完】オオカミ先輩は溺愛中







しゃがみ込むと、廊下にむなしく割れたメガネが目に映った。





「あ......メガネ......」




「あぁ。気にしないで。」





「ごめんなさい.....」




私のせいだ......




私を、助けてくれたときに.....





「私せいだ。」




「え?」




いきなり、そんなことを言ってきた大森くん。





「如月さん、今そんなこと思ってるでしょ。」




え?




こ、心を......読まれた.....!?





「ふっ、図星?」




意地悪そうに笑った大森くん。




おかしいな......