【完】オオカミ先輩は溺愛中





一応先輩だし......



「保健室、どうかしたの?」



「え、あ、体調不良で......?」



まさか、昨日のキスのことが頭から離れなくて、寝不足で。



なんて言えるわけがない。



「そうなんだ、平気?」



と、私のおでこに手をおいた先輩。



ドキ、ドキ、ドキ......


目を伏せ、熱があるか確認しているんだろうけど。



それが、何とも色っぽくて......



「熱はないね。でも......顔が赤いね。」



う、嘘!?


それは絶対、体調不良のせいじゃなくて先輩のせいです!



先輩が、私のおでこに手なんておくからです!



すると、先輩はグッと私に顔を近づけた。



え、な、なにぃぃぃ??