【完】オオカミ先輩は溺愛中






何とか切り抜けようとそう言うが、





「えー、これから俺と遊ばない?」




3年生の先輩は私を帰らせてくれない。



ど、どうしよう.......




「おーい!......あれ?その可愛い子ちゃんは?」




しかも、もう3人加わってしまった。




みんな髪の毛を染めていて、ピアスも開いていて。




「なー!可愛いだろ?ねね、名前は?」




しつこく名前を聞いてくる。




「あ、蒼衣、です......」




「蒼衣ちゃん?すげぇ可愛い名前!」




「俺らといこうよ!」




と、ひとりの人が腕を組んだ。



こ、怖い......




どうしよう。