教室にある時計を見ると、5時間目が終わる5分前だった。




「寝顔可愛すぎて、キスしちゃった。」



と、真祐先輩は言った。




「え!?」



寝てる間に、キスされてた!?



き、気づかなかった......




「あははっ!蒼衣ちゃん必死~!」



慌ててる私を見て、おかしそうに笑う真祐先輩。



もう.......



恥ずかしい。



真祐先輩の背中で寝た=寝顔を見られた



ってことだもんね......




「は、恥ずかしい......」



「照れてる蒼衣ちゃんも可愛い。」



そうやって、すぐ照れるようなこという.....



きっと、私の心臓はいくつあっても足りない気がする。