【完】オオカミ先輩は溺愛中






いろんなことがありすぎて、お腹は空いていない。




「蒼衣ちゃん。」




「はい?」




「このまま1時間サボっちゃおっか!」




と、無邪気な笑顔を向けた先輩。




「だめですよ!」



「はい、道連れ決定ー!」




私の意見はあっという間に真祐先輩に丸め込まれてしまった。




初めて授業なんてサボるよ.....



あとで先生に怒られるんだろうなぁ......




私と真祐先輩は、壁に寄りかかりながら地べたに座り込んだ。



肩を並べて、2人横並びで座る。




「ふぁああ......」



なんか、眠くなって来ちゃった......



「肩、おいで?」




先輩は、私の頭を自分の肩に乗せた。