【完】オオカミ先輩は溺愛中






「さて、悪い子な蒼衣には、どんなお仕置きがいいかな?」




「さ、さっき、私は悪くないって.....!」



「んー、気が変わった。」




そ、そんなぁ!!



真祐先輩は、私の目をジーッと見つめた。




いきなり見つめられ、私は先輩から目を逸らした。




「ダーメ。」



しかし、先輩は私の顎を持ち、自分の方に向けた。




至近距離で見つめる先輩の目。




私の目と、先輩の目が交じり合う。




「この前は、事故だったね......」



と、私の下唇を親指でなぞる先輩。




ドキドキと、胸が高鳴り始める。



体が熱くて。