ずっと、下を向いたままだ。
「蒼衣ちゃんが教室にきて、マイとどっか行ったからつけてみれば。」
つけて、来てたんだ.......
てことは、聞いてた?
私と、マイ先輩のやりとりを.....
「俺とマイがキスしたとか、もうすぐ付き合うとか、俺が蒼衣ちゃんを遊びだとか。
よくそんな嘘がぺらぺら口から出てくるね。」
「....」
「何とか言ったらどうなの?」
しかし、マイ先輩は何も言わない。
険悪な空気が流れてる。
不機嫌な先輩。
何も言わないマイ先輩。
私はただ、見ていることしかできない。
「全部、マイのせいだったんだ?
蒼衣ちゃんが俺を避けてたのも、連絡が返ってこなかったのも、全部。」
「.......っ.....」
「よくも傷つけてくれたね、蒼衣ちゃんのこと。」
「......ぃ....」
「なに?何か言う気になった?」
「うるさい!」
マイ先輩は声を上げた。

